子連れ沖縄・石垣島旅行 グラスボードで、赤信号リーダーになる母

先日のシュノーケルをはじめ、

息子が成長するにつれて

一緒に楽しめることが増えて

楽しいなと思ってます。

 

というよりも、

私のできることが

増えてきたというのが正しい。

 

夏休みは、水泳三昧で、

一緒にプールに入っていますが、

自宅でドラえもん

水泳練習本を一緒に読みながら、

息子と一緒にクロールを練習。

40歳過ぎて、先日、初めてクロールが

泳げるようになりました。

う、うれしい。

息子より、プールに早く行きたい日々。

 

話は戻りまして、沖縄での話です。

息子が5歳のときに、

石垣島で一緒にグラスボードに

のりました。

私の母も一緒に。

 

グラスボードとは

船底の真ん中がガラスになっている、

海底観察用のボートで、

珊瑚やいろいろな魚が楽しめます。

 

約40人乗りのグラスボード。

早めに着いた私たちは、

先に乗り込み、

奥のほうへ通されました。

 

それから、どんどんお客さんが

乗り込んできて、

あっという間にぎゅうぎゅう満席。

 

船長さんが

出発します~約30分です

と言って、出発進行!

 

数分経ち、そろそろ魚や珊瑚が

みえてきたタイミングで

 

「ママ、おしっこ」と5歳の息子。

えー!

 

あ”----!直前のあのカキ氷か!

なぜ、わたしは、息子をトイレに

行かせなかったのか・・・。

バカバカ!

 

船には、トイレはなく、

やばい、どうしようーーーと焦る。

 

「あのさ、あと20分くらい

がまんできそう?」

と聞くと、

 

「むり、むり」と5歳児。

 

だよねー!!!

そりゃそうだよねーー!

愚問のハハを許してオクレ!

ミスターオクレ!

 

どうしようー、

船の上から海に向かって

させるしかないと思ったが、

 

グラスボードの周りは、

厚いビニール素材で囲まれていて、

地上にでれるのは

出入口のみ。

 

しかも、私たちは、

出入口から一番遠い奥に座っていて、

ぎゅうぎゅうの船内。

 

あっちまで歩けるか?

と聞くと、

「ママ、もれそう・・・」と。

 

えーー!もうそんな?!

 

例え、出入口に辿り着けたしても

この小さな子が

動いている船の上から

おしっこできるかも分からない。

 

船長さんに、助けを求めるが、

聞こえていないのか、

聞こえてないふりをしているのか

ムスっとして、応答なし。

な、なぜだ!なぜなんだ!船長!

 

どんどん、顔が青ざめる息子。

おなじく、青ざめる母と私。

 

もう、もらすしかないのか・・・

仕方ない、人間だもの・・・

と、半ば、あきらめながら、

 

でも、何かないかと

わらをもすがる思いで、

リュックをゴゾゴソ。

 

やはりない・・・何も・・・。

 

すると、普段はボーとしている

母が、

 

「ヤーコン!こ、これ!」

 

と、500mlのペットボトルを

差し出してきました。

中身は未開封のコーラ。

 

「これにやらせればいい!」

と。こんな頼もしい母は初めて!

 

その前に、このコーラのボトルを

空にしないと。

 

「ほら!早く飲んで!一気!!」と母。

 

「わ、わかった!」と私。

 

は、早く飲まないと!

と焦りながら、

でも、コーラ、一気つらい!

 

でも、息子の顔はどんどん

青くなっていく。

 

ゲホゲホしながら、

早く早くと気持ちが焦れば焦るほど、

息が荒くなり、飲みにくい。

何度も、鼻から出そうになる。

 

息子よ!あと少し待って!と

思いながら、

 

私の頭の中は、

昭和の時代、笑っていいとも!

コント赤信号のリーダーが

コーラの一気のみをしている映像が、

フラッシュバック!

 

そう!

わたしはコント赤信号

渡辺正行リーダー!

コーラの一気のみは

得意中の得意だから、

と思い込みつつ

ウキウキウォッチング!

あちこちそちこちいいともー!

 

と涙目にながら、グングン飲み干し!

クァー!!!!!

 

空になったペットボトルを

横にいたラサール石井役の

母に、渡す。

 

母が、息子のズボンをおろし、

すばやく、キャッチ!

シャーーーーーー!

 

と、まぁ、なんとも、

気持ちよさそうに、

ほかのお客さんにもばれずに、

シャーーと。

 

安心したのもつかの間、

 

その勢いがすごくて

え?いつ終わるの?

あれ?500mlで足りる?

大丈夫?

 

「そんな500mlもでないでしょ。

でも、すごい勢い」

と、不安になる母&私。

 

あふれないか、

今度はもう不安でいっぱい!

あふれませんように!

あふれませんように!

と、こうなったら祈るしかない!

 

片目をとじながら

祈っていると、

 

あれほど勢いのあった“シャー!”が

ピタっととまり、

みると、350mlくらい。

 

ふぅーーーーーーーーーーーー!

よかったーーーーーー!

と母と私。

そして、すっきり顔の息子。

 

息子は、早速、グラスボードに夢中、

そんな息子をみて、母は笑って楽しそう。

 

私は、焦り&不安&コーラで、

心も腹もいっぱいで、白目になりながら、

もれないようにしっかり

ペットボトルをキャップ!

 

それからは、必ずペットボトル持参。

いつなんどき、

「ママ、おしっこ」と

言われても、ドントこい!!!

 

息子のおかげで、

一回り大きくなりました。

 

ハプニングは旅の醍醐味!

息子との時間を通して

母は、進歩しています。

 

そして、ありがとう、リーダー。