初のホームスティ

ガチャっと、

ドアをあけてくれたのは、

金髪のかわいこちゃん。

スイス人で、先週から、

ここでホームスティしているとのこと。

 

ホストマザーは、

80歳のおばあちゃん。

一人暮らしで、

定期的に、

学生を受け入れているとのことで、

3人での生活がはじまりました。

 

そのスイスガールは、

先週から、

お世話になっている割には、

ネイティブなみの英語で、

おばあちゃんと

ペラペラと話していて、 

スイスでは、

小学校から英語も学ぶと

初めて知る。

 

さらに、

スイスの公用語は、

地理的、歴史的背景により、

4つに分かれていることを

初めて知る。

 

ドイツ語(64.9%)、

フランス語(22.6%)、

イタリア語(8.3%)、

ロマンシュ語(0.5%)

複数語を話すスイス人もいる。

 

スイス語ってないことを

初めて知る。

 

※2カ国以上話す人もいるので、

割合は100%にはなっていません。

 

ただ、ドイツ語といっても、

スイスジャーマン語で、

訛りのあるドイツ語ということを

初めて知り、

 

無知な自分を知る22歳。

 

翌日から通った語学学校には、

スペイン人、トルコ人

ブラジル人、エジプト人

イタリア人、韓国人、

中国人ほか、いろいろ。

 

日本人以外で、

共通しているのは、

みな裕福だったということ。

 

仲良くなったスペイン人は、

親がホテル経営をしており、

 

そのスペイン人が

数ヶ月後に、帰省するときに、

一緒に遊びに来るかい?と

スペイン人。

 

最後まで言い終わる前に、

かぶせ気味に、

行きます!行きます!と

即答した日本人わたし。

 

スペインのバルセロナの実家に

宿泊させてもらったのですが、

そのホテルの規模にびっくり!

 

なんちゅうか、ほんちゅうか。

バルセロナの街中にある

それは、ゴージャスなホテル。

 

え!こんなに大きなホテルの

息子だったとは。。。

 

Mは、BUSをブースと

発音しがちで、

 

それを、初めて聞いた私は、

敏感に反応、

驚いた私の表情に、

そのスペイン人Mが驚き、

 

ブスの日本語の意味を教えると、

 

それから、

スペイン人Mは、

たびたび、ふざけて、

ブースを強調して

話すようになり、

 

ブースと発音するたびに、

わたしが、

てっぱんのように、

誰がブスやねん!的な

表情をして反応して、

 

ハ、ハ、ハ、ハ、ハー!

 

と、笑って終わる、

という、

それは、それは、もう、

しょーもないやりとりを、

休み時間に

繰り返していました。

 

そのスペイン人M。

 

その見た目から、

すっかり30歳くらいの

おっさんかと思っていたら、

まだ19歳で、

私より年下で、

ビッグなホテルの経営者の息子

だったという事実を、

スペインの実家で知り、

 

バスより、ブースより、

誰がブスやねん!より、

 

もっと話しておくべきことが

あったじゃないか!!

と、自分を省みました。

 

ブースで笑うくらいだから、

30歳のおっさんなわけないか!

 

バルセロナやスペインの田舎町、

ダリの美術館をめぐり、

 

人生初で食べた生ハムに感動し、

毎晩、バカのひとつ覚えみたいに、

生ハムを食べ過ぎて、

口の周りにブツブツをつくって、

イギリスへと戻ってきた

22歳の初冬。