ラベンダーで眠れない3つの理由
先日、少人数のアロマセラピー講座を開催しました。参加者は50代の女性3名。その講座の中で「安眠にいいって、本に書いてあったから、ラベンダーを使ったけれど、ぜんぜん眠れなかったのは、なぜですか?」という質問がありました。いい質問ですね~。よくある質問で、とても大事です。
ラベンダーで眠れない3つの理由
①ラベンダーの種類
ラベンダーの種類はたくさんあります。例えば、真正ラベンダー、スパイクラベンダー、フレンチラベンダー、ラバンジンなど、種類によって主成分が異なり、各効能が違います。
安眠、リラックスには、真正ラベンダーを選ぶとよいです。真正ラベンダーには、鎮静作用のある酢酸リナリルを多く含みます。逆に、フレンチラベンダーには、刺激性のあるケトン類が多く含まれるため、就寝前の使用は控えます。
②合成か?天然か?
ラベンダーの香りは合成しやすいため、合成のものが安く売られています。合成の香りには鎮静効果が低く、商品によっては、安眠より覚醒させてしまうことがあります。
必ず天然の精油(エッセンシャルオイル)を選んでくださいね。
③自分にとって苦手な香り
精油(エッセンシャルオイル)の注意点のひとつに『嫌いな香りは使わない』というのがあります。香りは、感情にダイレクトに働きかけ、五感の中でも、快・不快を感じやすいのが嗅覚。
人が心地いいと思う感情には個人差がありますので、一般的に、ラベンダーが安眠によいとしても、自分にとっては好ましい香りかどうか?が大切です。
安眠・鎮静作用がある香りは、真正ラベンダーのほかに、フランキンセンス、ローズウッド、イランイランなどもありますので、お試しください(^^)。
体調やホルモンバランスによって、昨日はいい香りと思っていたのに、今日はなんだか避けたいなということもあります。香りを選ぶときは、自分のカラダやココロに寄り添って、精油(エッセンシャルオイル)を選ぶようにするとよいです。