強制送還か・・・

イギリス出発前に

イギリスの語学学校に

日本から申し込み&支払、

証明書を学校から送ってもらい、

それをイギリスの空港の

パスポートコントロールで、

学生ビザをもらう予定でした。

 

パスポートと

この証明書だけは

絶対に忘れてはならない。

 

パスポートがないと、

日本をでられないし、

証明書がないと、

イギリスにはいれない。

 

この証明書は、

わたしはイギリスで労働しません。

学校に通う外国人です。

お金を使う外国人です。

という、証拠のブツです。

 

パスポートと

証明書。

この2つさえあれば、

ほかは忘れても、何とかなる。

 

絶対に、この2つだけは

忘れてはならぬと、

パスポートを握り締め、

無事に飛行機に乗り、

日本脱出成功。

 

機内でほっと一息。

さて、リラックスする前に、

証明書を今一度確認して、

あとはのんびり、

12時間だな!と

ルンルン気分で、

余裕のよっちゃんで、

探してみると、

 

あれ?ない!証明書がない!

 

ポケットというポケット、

本やノートの間もくまなく探し、

ない!ない!な、なーい!

かばんのどこを探してもない。

 

あ!スーツケースかな?と

思ってみたが

いれた記憶がなーーーい!

 

あ!あ〜〜〜!!

万が一のために、

コピーをして、

そのまま、

置き忘れたことを

冷汗とともに思い出す。

コピーしたほうの記憶がない。

 

あわわ、あわわ、

もう、ざわわ〜ざわわ〜

の騒ぎじゃない!

 

パニック隊が、血を踊る!

 

イギリスは、ビザ発行に厳しく、

何人も、強制送還

されているとうわさを

聞いていたので、

入国前に強制送還か・・・。

潔く強制送還か、、、。

 

ザワワ、ザワワがとまらない!

ロマンティックがとまらない!

 

あれがなければ、

絶対に入国できない。

もう、潔くあきらめよう、、。

ああ、とんぼ帰り、だなと

思いながら、

 

ピーピーピー♪

ピーピーピー♪

ピーピーピー♪

ピーピーピー♪

 

コツコツとアスファルトに刻む♪

足音を踏みしめるたびに♪

俺は俺で在り続けたい♪

そう願った♪

 

長渕剛氏の『とんぼ』が

頭をまわりました。