ドラえもん12巻から学んだこと。自分くらい自分の味方でいようぜ!

息子が「時計は何進法か知ってる?」と聞いてきた。まったく分からないので、10進法かなぁと答えると、「ブッブー!12進法と60進法だよ」と息子。小学4年生の授業でやったの?と聞くと「ドラえもんの本だよ」と言う。へー!

ほかにも「雲ができる仕組みって知ってる?」と聞いてきたり、「今日から、読書を習慣にすることにする」と言ってきたり、「“一日千秋”はどういう意味でしょう?」とクイズをだしてくるのだが、すべて、ドラえもんの本からの影響である。息子は、わたしより、ドラえもんから多くを学び、ドラえもんのアドバイスなら、読書の習慣をつくるようになるのである(3日坊主だとしても)。

朝も晩も、ドラえもんの本か、コロコロコミックを読んでいる息子。たまに、これいいお話だから読んで、と言われることもあり、わたしも、たまに読む。のび太とお婆ちゃんの話は泣けるし、相変わらずのジャイアンは歌が下手。

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先日、ドラえもん12巻がテーブルの上にあったので、ちょっと読んでみた。その中に《べろ相うらない大当たり!》という話があった。のび太が、タイムマシンを使って、少し先の未来に細工をしてから、友だちのベロ(舌)をみて占いができると嘘を言い、細工した未来を当てるというインチキをした。それを見ていた売れない小説家が、ぜひ僕の未来を占ってほしいと言う。

のび太は、5年後くらいを見れば分かるだろう、と、タイムマシンを使ってその小説家の様子を確認しに未来へ。

5年後の小説家は、変わらず、売れていない小説家だった。のび太が、その未来を正直にその小説家に伝えると、「商売でもして大金持ちになってやる!」と小説の道をあきらめてしまった。

のび太は、その小説家が無事に大金持ちになってるか、もう一度、5年後へ。すると、さらに貧乏になっていて、なぜか、小説を書き続けていた。

5年後の売れない小説家は「一度はあきらめたけど、やはり、ぼくの生きがいは文学だと分かったんだ。世の中がみとめてくれなくても、ぼくは、ぼくの小説がすぐれていることをしっている。いまはしわせだよ」と。

自分が自分のことを認めたり、自分が自分を好きでいること、そして、自分が自分の味方でいるっていうのは、しあわせに生きるために大切な思考だなぁと。ドラえもん12巻から、自分が自分の一番の味方になる大切さを学ぶのでありました。

陽を描く藤子・F・不二雄先生も好きだが、陰を描く藤子・不二雄・A先生も好きである。人生には大切な陰と陽。笑うセールスマンも大好きです。

 

昨年、<ドラえもんミュージアムhttp://fujiko-museum.com/>と

<藤子・不二雄・A展>へ行ってきました。

↓川崎にあるドラえもんミュージアムの暗記パン!f:id:dragon0206:20190611164005j:plain

六本木ヒルズで開催された藤子・不二雄・A展。

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