わたしはわたし。あなたはあなた。

友人Cちゃんを話していると、いつも、気分よく話せる。なぜか?会話の中で、決して否定をしないのである。だからといって、無理に同調をするわけでもない。すべての意見を受け入れてくれるわけでもない。

考え方や意見があうと「わかる、わかるわ~」などと明確に発言するが、考え方や意見があわないときは、「そうなんだぁ」とか「なるほどねぇ」と反応する。

友人Cちゃんは、昔から、こんな人かというと、違うらしい。昔は、自分はそう思ってなくても、相手に同調したり、相手が喜びそうな反応をしていたと。でも、同調していると、自分がないような気がしてきたという。

「むしろ、自分がないから同調していたのかも。自分が何を考えて、何か思っているのか、自分自身が自分を分かっていなかったから、同調するしかなかったのかも。そんな反応しかできなかったのかも」と。

自分が何を考えて、どう思っているのか、自己対話をするようになってから、同調している自分に違和感を感じるようになり、自分が嫌になって、ある日、もう同調はやめる!と決めたという。

 そして、自分の考えや意見を伝えるときは、まず”私はこう思うんだけどね”とか”これは私の考えなんだけどね”と言ってから自分の意見を話す友人Cちゃん。

このクッション言葉があることによって、反対意見であったとしても、尊重されているように感じて、大切に扱われているような気がして素直に受け入れることができる。

このクッション言葉は、自分も他人も尊重できる愛の言葉だな。意見なんか合わなくても合ってもいい、合ったら、うれしいし、合わなかったら、なるほどねぇ。

 ~ゲシュタルトの祈り

わたしはわたしの人生を生き、あなたはあなたの人生を生きる。

わたしはあなたの期待にこたえるために生きているのではないし、

あなたもわたしの期待にこたえるために生きているのではない。

わたしはわたし。あなたはあなた。

もし縁があって、私たちが互いに出会えるならそれは素晴らしいことだ。

しかし出会えないのであれれば、それも仕方のないことだ。