「それが俺だから、それはもうしょうがない」という潔さ

爆笑問題の太田氏とキングコングの西野氏のラジオを聴いた。このラジオの中で聴いて、勇気をもらえる一言があった(正確にはyoutubeで見つけたラジオ)。

西野氏の映画「えんとつ町のプペル」については、賛否両論あるようだが、このラジオの中で、爆笑問題の太田氏は大絶賛していた。自分が幼い頃に観て感動した昔のディズニー映画の色使いに似ていてね、すごいと思ったと太田氏。その感想が予想外だったのか、西野氏は心底とても喜んでいることが伝わってきた。

私自身は、西野氏の特別のファンでもなく、えんとつ町のプペルの映画も観ていないが、テレビで西野氏と先輩芸人が絡む姿は好きだ。

続けて、太田氏が、作品がもう素晴らしいんだから、余計なこと言わなければいいのにと苦言を呈した。「映画のネタばらしたりさ、お金儲けの方法とかさ、こうやったらうまくいくとか、売り込み方とか言っちゃってさ、そこがインチキくさくなっちゃうんだよ〜、言わなきゃいいのに」と太田氏。

それに対して、西野氏が、インチキとか、詐欺師とか金儲けとか周りが広げているだけだから!と笑いながら否定しながらも「言っちゃうんすよ、言っちゃうの。そういうやつなんですよ、おれは。それはもう、しょうがない、おれは、そういう奴だから!」みたいなことを返した。

その言葉を聴いて、ブラボー!いいね!いいなぁ!丸ごと自分を肯定するって、気持ちがいいなぁ!と明るい気持ちになった。

インチキっぽいだの、宗教だの、教祖様だの、捕まらない詐欺師だの、いろいろ言われている西野氏だが、周りに何を言われようが、これが俺だから!それはもうしょうがない!という潔さ。

これを聴いて、西野氏ファンでもない自分でも、勇気をもらった。

要領が悪い自分も、ひとこと余計な自分も、集団行動が苦手な自分も、外反母趾の自分も、目が小さな自分も、料理の盛り付けが美しくないと言われる自分も、

「これが私だから!それはもうしょうがない!」と自分を丸ごと肯定すると「まっいっか!やれることしかやれないんだから、それなりに、がんばっていくか!」と思える潔い自分に出会える。

西野氏のオンラインサロンが人気なのもわかるわ。しかしながら、私は、爆笑問題の太田のぴーちゃんファン一筋なのである。これにも賛否両論あるだろうが。